単純だ。あ、実に単純だ。
読書は面白い。
新潮の100冊のうちどれ買おっかあたりからジワジワ来てはいたけれど、芥川賞のニュースでもって、熱が出ました。読書熱です。
ちょっと前の話ですが、どういうわけか安部公房の「砂の女」が・・と読んでもない本のタイトルを口にした時、二人からそれ松本清張でしょと指摘されて、あれ?と思ったけど訂正する自信がなくま、いいかっと受け流す。砂の女と砂の器の違いのわかる男でありたい(笑)
さっそく、春日市の図書館で砂の女を読む。梅雨の時期にもってこいの本であった。よくこんな本書くもんだ。面白いじゃないか。しかも、カフカの変身の後に読むといい。たぶん影響を受けたのでしょう。
でさあ、そもそも文学って何?って思ったらWikipediaにこう書いてありました。
文学とはまず第一に、自分自身と自分を取り巻く世界について自分の言葉で語る者と、その発見を受容し分かち合う者との出会いなのであり、その形式の果てしのない多様性と絶え間なく新たに生まれる主題は人間存在の条件そのものを物語っているのである。